注目の企業

「民間警察」のゴッドファーザー2 佐々木雄希 株式会社セーフティ・プロ

佐々木副社長アイキャッチL

現在30歳の若き副社長、佐々木雄希さんをご紹介したい。博士号をもち、総合格闘技をたしなむ異色の人だ。スクールポリスという学校法人向けの新事業にも取り組んでいる。ちなみに、前回ご紹介した佐々木社長の特集記事には大きな反響が寄せられた。同業他社の方々から「刺激を受けたと」と賞賛を頂いた。

〈取材・文 木本亮、写真 キタガワミチヒロ〉

防犯博士、格闘技にも熱が入ります

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佐々木副社長は27歳の時、慶應義塾大学から博士号(工学)を授与される。論文テーマは、街頭犯罪および犯罪不安の地域環境要因に関する基礎的研究。

趣味は総合格闘技(写真は同社提供)。博士課程の時に始めたという。勝利の思い出に照れ笑いしながら、温厚な雰囲気を漂わせる。やはりハンパない。

〈写真(リングインタビュー、メダル授与)はセーフティ・プロ社より提供〉

幼少期から大学院卒業まで

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お父様(現在は同社社長)は長い間、組織犯罪対策の名刑事としてご活躍。少し特殊な環境だったかとご推察しますが?

「よくそのようにいわれます。しかし普通の家庭と違うとは全く感じなかったです。みなで揃って出かけるなど、家族行事も充実していました。両親とも仕事を家庭に持ち込まない人でした。父親の仕事が特殊だとか、友達の家と何かが違うと感じることはなかったです。とても感謝しています。」

昔から勉強もスポーツも得意でした?

「勉強好きな子ではありませんでした。成績はいつも平均点です。埼玉県内で育ち中学では陸上部、高校ではソフトボール部でした。芝浦工業大学の土木工学科で都市計画を学び、そのまま大学院の修士課程に進みました。警察をやめて議員秘書をしていた父が当社を創業したのは、ちょうどこの頃でした。」

学業の傍らでお手伝いを?

「分相応といえる範囲で、現場や経営に携わっていました。」

※写真(慶應大学大学院学位授与式)は同社提供による

・選択 就職か、父の会社か

どこかの企業に就職しようと考えましたか?

「大学3年生の時に就職活動して内定を頂きましたが、大学院修士課程への進学を決めました。修士2年になったころに父が同社を設立しました。夢を追う姿を見て、一緒に会社経営する方が面白そうだと。くじらの尻尾(大企業の社員)よりイワシの頭(中小企業の経営者)のほうが自由で成長できると思いました。」

学生のときに副社長として?

「はい。社会人経験もなくいきなり?!という心配もありました。しかし思い切って選択しました。」

・民間警察

貴社の特徴についてご説明を頂けませんか?

「“警察のマネごと”や“代わりに犯人を捕まえる”とイメージされがちですが、そうではありません。当社には、市民(企業)と警察の架け橋になる、という重要な役割があります。例えば反社会勢力からの脅迫強要、ストーキング行為、家庭内暴力などに悩む方々が泣き寝入りせずにすむ対処方法や、警察を上手に動かすコツをアドバイスしたりします。私費でまかなうよりも、可能な限り警察に動いてもらうほうが良いに決まっています。同じ被害状況であっても、説明の仕方によって警察の対応は全く違ってきます。そういうことは一般に知られていない大切なノウハウです。当社では専門性を持った警察OBがいるからこそ、最適な架け橋になれます。」

警察OBが在籍という警備会社はたくさんありますが、ノウハウが違うのでしょうか?

「社長をはじめとして、知能犯罪や組織犯罪の分野で経験豊富なOBが腕を振るいます。例えばお客様の相談内容を当社がヒアリングして整理整頓する。それをフォーマットにまとめて警察署の相談窓口に持って行く。すると警察は対応の必要性を理解し易くなり、直ぐに動けるようになる。独特な組織である刑事警察を動かすコツを熟知しているからこそ出来るのです。もちろん必要であれば、依頼に応じて警備や調査を行います。しかしそれらは手段の一つに過ぎません。そこが通常の警備会社と違い、民間と警察の架け橋である理由です。」

相手が逆上する可能性を恐れて、相談をためらうストーカー被害者の例もあります。貴社はどのような対応を?

「ストーカー行為を1日でやめさせる自信があります。警察が注意・警告することで加害行為は99%と言っていい確立で止まります。まずこの事実を知って頂きたい。当社は相談者の勇気を後押しするともに、警察を動かすためのポイントをアドバイスします。」

所轄の警察署としても、受付担当者がその分野に長けていない場合は特に、相談者が熟練OBに付き添われていれば安心感がある。

警察署にとっても、同社の存在はありがたいのだ。

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・先生と生徒を支援するサービス、始動。

新サービスについて教えて下さい。

「企業の危機管理顧問として培った当社のノウハウを、これから学校法人にも応用していきます。スクールポリスと名付けた、先生と生徒を支援するための新サービスです。埼玉県から事業承認を受けています。」

何から先生を守るのでしょう?

「例えば、学校や先生に理不な要求をして業務を妨害する、いわゆるモンスター・ペアレントです。モンスターペアレンツに対して当事者である先生本人が対応してしまうと、問題の解決が長期間に及び労力が奪われてしまいます。そのせいで親御様たちの善良な意見や提案が埋もれてしまう、先生が悩んでしまい職務に支障が出るなど社会問題になっています。スクールポリスは、学校から当社が委託を受け第三者機関として窓口を開設し、学校や先生に代わって対応します。必要に応じて学校内に当社のコンサルタントを常駐させます。生徒のいじめやストーカー問題を解決する事も可能です。」

・求める人物像

どういう人材を求めていますか?

「この会社で働きたい、こういう仕事をしたいという人です。消去法でこの業界を選んでほしくはないです。私はどちらかと言うと頭でじっくりと考えるタイプなので、行動力のある人に憧れます。」

・編集後記

企業のことをよく知るには、まず経営陣のキャラクターを理解することだと思う。まずはこの「注目の企業紹介」を一つのキッカケにして頂きたい。

我こそはという方々は、ためしにお話を伺いに遊びに行ってみてはいかがだろうか。エスピー・ジョブが責任を持ってお取り次ぎさせて頂きたい。


株式会社セーフティ・プロ

代表者:佐々木保博

本社:さいたま市中央区上落合2-3-2 Mio新都心

事業内容:施設警備、身辺警備、危機管理コンサルティング


佐々木副社長に話を聞いてみたいという方は、エスピージョブまでお問い合わせ下さい。

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エスピー・ジョブ主催 木本亮

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□略歴□
京都大学工学部を自主退学しロンドンの警護訓練学校に留学。帰国後は通常の警備会社が対応しない「ややこしい案件」などを好んで下請け。そのご縁で2007年に大手警備会社の警護部門新設時に責任者就任。2014年に再び独立し、オンライン犯罪抑止システムの開発に取り組みながらセキュリティーチーム「SP7」の代表を勤める。

□警護技術監修□
フジテレビドラマ「SP 警視庁警備部警護課第四係」('07)
映画「SP THE MOTION PICTURE 野望篇・革命篇」('10,'11)

□身辺警護考証□
NHKドラマ「4号警備」('17)

□著書□
『SPのお仕事』(産經新聞出版)

□コンタクト□
kimoto@sp-job.com

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